2016年12月22日

25歳までのストーリー

「うちにはお金がないから。」
それが自分の父親の口癖でした。何をやっていても、なにを聞いても二言葉にはその言葉。自分の父親は、中小企業に平社員で、年収200万代の人でした。「こんな生き方は絶対にしない」そう子供心に誓っていました。
お金がない家でしたので、子供の頃外で遊ぶよりも家の中でテレビばかり観ていました。子供心にそのテレビに映る人たちがまぶしく思えました。だから、高校を卒業して俳優を目指しました。お金ないのは嫌でも分かっていたんで、大学進学は初めから諦めていました。(今にして思えば、特待とか奨学金とかで行けたかもしれませんが、その当時の自分はそんな知識がありませんでした・・・親?論外です。)
地元で一年間アルバイトをして上京し、一年間フリーターとして生活に馴染んでから、俳優の養成所に通いました。コンビニの夜勤をしながら、残りの時間を演技の勉強や、発声・滑舌、ダンスなどの練習にあてていました。
舞台にも立ったし、エキストラとしてドラマにもでたし、役者仲間をあつめて演劇サークル(身内で練習する集まり)も作ったし・・・自分はその時の自分に出来る限り行動したと思います。
・・・でも、舞台のチケットは所詮身内に配ってるだけ、エキストラなんて誰にでもできて一回3000円程度・・・それで食っていけるのには程遠い位置にいました。
だから、最後にもう一度養成所に行って、所属にならなかったら辞める決意をしました。・・・結果は所属になりませんでした。

お金はレッスン費用に充てていたので当然お金はない(むしろ年金滞納してた)。その道を抜けたから、友達もいない(自分からきったっていうのが正しいんでしょうが)。学歴高卒、職歴フリーター以外ない。
これがこのブログの始まり、「25歳からのリスタート」になります。


始めのうちは、まだ25歳だし、役者を7年間真剣に頑張ってきたんだから、それを認めてくれる企業あるだろ・・・くらいに簡単に考えていました。
リクルートなどのPCの就職サイト(ちなみにこれ系統は履歴書綺麗な方々が使うものであって、俺が使うものではない・・・と今では思います)を使って、7年間俳優目指して頑張ってきたアピールをし、メールをかたっぱしから送りました。(俳優という夢がついえたので、別にこだわりがなかった)
ほとんどの企業が面接にすらいけませんでした。テンプレのお祈りメールばかりでしたが、1社だけこのようなお祈りメールをくださりました。


あなたは人とは違った経歴の持ち主なのですね、とても面白いと思いますが、当社としてはそのような者を必要としておりませんので、今回は採用を見送らさせていただきます。(文章は違いますが、内容としてはこのような内容でした。)


これ見た時に、怒りとか悲しみとかではなく「あー、そりゃそうだよなー」と思いました。俳優目指して頑張ってきたなんて経歴、「個人」としては評価してくれる人もいるかもしれません。でも「会社」「社会」としては、評価に値しないでしょう。


ま、この後宅建の資格取ったり、投資の勉強したりしてこのブログの最初に繋がるのですが・・・ただ、社会的には無価値でも・・・真剣に頑張ったその7年間は自分の中で最高に生きていた時間であったと・・・この考えは変わりません。
もし、今同じ道を目指す人がいたら、俺も周りと同じく「辞めとけ」って言っちゃいますね。もしもやるなら、その道だけじゃなくて保険をかけておくといいんじゃないかな。

・・・・ま、後悔してるわけじゃないんだが、ツケは払い続けてるわけで、このブログもしも読んだ方がなにか変われば幸いです。

posted by くろタヌキ at 20:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 25歳まで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする